青森山田高校の不祥事 何が悪かったのか?
青森山田高校で起きた不祥事、というよりは暴行事件に関して、
一つブログの記事を引用します。
「Baseball Journal」というサイトで紹介されていた
ブログ「欧州野球狂の詩」の記事からです。
☆☆☆
今回こうしたことが起きてしまったのは、非常に残念だ。
青森山田高校野球部がもしなくなってしまうなら、
それは一高校野球ファンとしては大きな損失だけど、
結果としてこのような沙汰を止められなかったことに関しては、
一切同情の余地はない。
野球の試合は、27のアウトを重ねれば終わるけど、
人生におけるアウトカウントは1つしかないんだ。
これから先、野球部の全ての関係者たちには、
大切なチームメートの命を奪ってしまったという、
重い十字架を背負いながら生きてもらいたい。
☆☆☆
このブロガーさんもおっしゃっていますが、
「スポーツに暴力はつきもの」、「スポーツだから多少の暴力は許される」
などという考え方は、根本から改めるべきである。
暴力という手段を有効な唯一の矯正方法と考えているなら、
それはもう本質的にヤクザとなんにも変わらない。
まず自らの言葉で愉し、ダメなら親や教師など複数の人で愉し、
それでもダメなら何らかの暴力以外の制裁を順次与えていけばいい。
場合によっては連帯責任を負わせるのも有効でしょう。
大人と同じように扱うべきだと思います。
何か悪いことをした場合、
サラリーマンなら、減給等の内部的な懲戒処分を受けるとともに、
場合によっては、刑事上・民事上の責任を負わされ、
結果として、上司・同僚や家族から白い目で見られるという制裁も加わります。
弁護士等の士業なら、業務禁止や業務停止の処分を受け、仕事ができなくなり、
一般の事業者なら、管轄官庁から行政処分を受けて公知され、客も離れていきます。
事業以外の場面でも同じ。
例えば交通違反。
捕まると青キップや赤キップを渡され、
交通反則金を支払ったり、刑事裁判を受けたりし、
そして免許の停止や取消しとなります。
一度免停になると前科がつき、
1年間無事故無違反というのを達成しない限り、
蟻地獄のような免停スパイラルに陥ってしまいます。
しかし、暴力という制裁は、
死刑を除けば、
全くありません。
この大人の世界のルールを認識させ、
スポーツの世界、特に学生の部活動の世界での慣習・風潮を
さらに改めていく必要を感じます。
それにしてもなぜ、
スポーツの世界は暴力へのハードルが低いのでしょう?
理由は様々言われていますが、
私は、スポーツの本質に関わる部分が大きな理由だと考えます。
スポーツというのは、
言うまでもなく身体能力がその優劣を決める一つの重要な要素となります。
その身体能力をいかに磨き上げ、試合等で発揮していくかが大事です。
もちろん知力や判断力なども大事ですが、
身体能力あっての知力や判断力でしょう。
なんといっても身体能力が基盤です。
身体能力を磨き、維持し、発揮するというベクトルの向きが
暴力という物理的な行為のベクトルと近いという事実が、
暴力を生じさせる間接的な原因になっているのではないでしょうか?
決してスポーツが悪いと言ってるわけではありません。
スクーターでのひったくり犯が多いからといって
スクーターに罪はありません。
スポーツの持つそうした土壌を理解し、
暴力への誘惑に飲まれないよう十分に注意していればいいのです。
特に格闘技関係の人はそうであり、
自分の身体が凶器にもなりうるとの自覚が絶対に必要です。
鍛え上げたその体は、
暴力をふるったり、脅したりするためのものではないということを
スポーツマン、スポーツウーマンは普通の人以上に肝に銘じておく必要があります。
そして、
「スポーツをやる人=紳士・淑女」というイメージを世間に持たれるようになれば、
それは素晴らしいこと。
事件を起こした柔道金メダリストの内柴選手についても、
まあ、同じことが言えるでしょう。
女性を襲ったわけですから論外とも言えますが、
普段の行いについて、
本人はもちろん、周りも厳しく律すべきだったでしょう。
強ければ強いほど厳しくある必要がある。
実績があるから何も言えないとかいう考え方は
この際ゴミ箱に捨ててしまおう。
話は戻りますが、
心臓付近を殴ったりするのは心室細動を起こす危険があるから、
絶対にやらないほうがいい。
青森山田の事件も多分これだと思う。
サッカーやドッジボールなども胸に当たって危険かなと思いましたが、
ボールが大きいからそれほど心配はないらしい。
やはり野球やソフトボールなどのボール、
そして拳(こぶし)が危ないようです。
特に未成年が要注意。
心臓への打突、衝撃に注意するとともに、
AEDを近くに用意することが備えとなるでしょう。
青森山田の場合は、寮にAEDがなかったそうですね。
それも不運でした。
亡くなった生徒のご冥福をお祈りいたします。
一つブログの記事を引用します。
「Baseball Journal」というサイトで紹介されていた
ブログ「欧州野球狂の詩」の記事からです。
☆☆☆
今回こうしたことが起きてしまったのは、非常に残念だ。
青森山田高校野球部がもしなくなってしまうなら、
それは一高校野球ファンとしては大きな損失だけど、
結果としてこのような沙汰を止められなかったことに関しては、
一切同情の余地はない。
野球の試合は、27のアウトを重ねれば終わるけど、
人生におけるアウトカウントは1つしかないんだ。
これから先、野球部の全ての関係者たちには、
大切なチームメートの命を奪ってしまったという、
重い十字架を背負いながら生きてもらいたい。
☆☆☆
このブロガーさんもおっしゃっていますが、
「スポーツに暴力はつきもの」、「スポーツだから多少の暴力は許される」
などという考え方は、根本から改めるべきである。
暴力という手段を有効な唯一の矯正方法と考えているなら、
それはもう本質的にヤクザとなんにも変わらない。
まず自らの言葉で愉し、ダメなら親や教師など複数の人で愉し、
それでもダメなら何らかの暴力以外の制裁を順次与えていけばいい。
場合によっては連帯責任を負わせるのも有効でしょう。
大人と同じように扱うべきだと思います。
何か悪いことをした場合、
サラリーマンなら、減給等の内部的な懲戒処分を受けるとともに、
場合によっては、刑事上・民事上の責任を負わされ、
結果として、上司・同僚や家族から白い目で見られるという制裁も加わります。
弁護士等の士業なら、業務禁止や業務停止の処分を受け、仕事ができなくなり、
一般の事業者なら、管轄官庁から行政処分を受けて公知され、客も離れていきます。
事業以外の場面でも同じ。
例えば交通違反。
捕まると青キップや赤キップを渡され、
交通反則金を支払ったり、刑事裁判を受けたりし、
そして免許の停止や取消しとなります。
一度免停になると前科がつき、
1年間無事故無違反というのを達成しない限り、
蟻地獄のような免停スパイラルに陥ってしまいます。
しかし、暴力という制裁は、
死刑を除けば、
全くありません。
この大人の世界のルールを認識させ、
スポーツの世界、特に学生の部活動の世界での慣習・風潮を
さらに改めていく必要を感じます。
それにしてもなぜ、
スポーツの世界は暴力へのハードルが低いのでしょう?
理由は様々言われていますが、
私は、スポーツの本質に関わる部分が大きな理由だと考えます。
スポーツというのは、
言うまでもなく身体能力がその優劣を決める一つの重要な要素となります。
その身体能力をいかに磨き上げ、試合等で発揮していくかが大事です。
もちろん知力や判断力なども大事ですが、
身体能力あっての知力や判断力でしょう。
なんといっても身体能力が基盤です。
身体能力を磨き、維持し、発揮するというベクトルの向きが
暴力という物理的な行為のベクトルと近いという事実が、
暴力を生じさせる間接的な原因になっているのではないでしょうか?
決してスポーツが悪いと言ってるわけではありません。
スクーターでのひったくり犯が多いからといって
スクーターに罪はありません。
スポーツの持つそうした土壌を理解し、
暴力への誘惑に飲まれないよう十分に注意していればいいのです。
特に格闘技関係の人はそうであり、
自分の身体が凶器にもなりうるとの自覚が絶対に必要です。
鍛え上げたその体は、
暴力をふるったり、脅したりするためのものではないということを
スポーツマン、スポーツウーマンは普通の人以上に肝に銘じておく必要があります。
そして、
「スポーツをやる人=紳士・淑女」というイメージを世間に持たれるようになれば、
それは素晴らしいこと。
事件を起こした柔道金メダリストの内柴選手についても、
まあ、同じことが言えるでしょう。
女性を襲ったわけですから論外とも言えますが、
普段の行いについて、
本人はもちろん、周りも厳しく律すべきだったでしょう。
強ければ強いほど厳しくある必要がある。
実績があるから何も言えないとかいう考え方は
この際ゴミ箱に捨ててしまおう。
話は戻りますが、
心臓付近を殴ったりするのは心室細動を起こす危険があるから、
絶対にやらないほうがいい。
青森山田の事件も多分これだと思う。
サッカーやドッジボールなども胸に当たって危険かなと思いましたが、
ボールが大きいからそれほど心配はないらしい。
やはり野球やソフトボールなどのボール、
そして拳(こぶし)が危ないようです。
特に未成年が要注意。
心臓への打突、衝撃に注意するとともに、
AEDを近くに用意することが備えとなるでしょう。
青森山田の場合は、寮にAEDがなかったそうですね。
それも不運でした。
亡くなった生徒のご冥福をお祈りいたします。