マグネシウムと薄毛(はげ)との関係について
脳内のマグネシウムイオンが長期的な記憶に重要な役割を果たしていることが判明したらしい。
東京都医学総合研究所がショウジョウバエを使った実験で解明したとのことだ。
昔から記憶力に自信も実績もない私には、まさに朗報だ。
アルツハイマー病の治療への活用も期待されているそうだ。
色々調べてみると、
マグネシウムが糖尿病(2型)やうつ病の改善に効果があるという研究成果もあるらしい。
また、マグネシウムの不足が骨粗鬆症、神経疾患、精神疾患、不整脈、心疾患、筋肉収縮異常などを招くことから、マグネシウムにはこれらの病気を予防する効果もあるのでしょう。
近々そこそこ難しい国家試験を受けることもあり、
記憶力増強のために早速サプリメントを買ってきたところですが、
気になるのは、マグネシウム摂取の欠点や注意点。
ネットで調べてみてすぐに分かったのは次の2点。
・腎機能低下時には高マグネシウム血症を起こす。
・過剰に取ると下痢症状を起こす。
2番目の「下痢症状を起こす」についてですが、
マグネシウムには便を柔らかくする効果があり、刺激性でない下剤としてよく使われているようです。
そういう意味では、便秘気味の人には丁度いいのかもしれませんが、
普段から下痢気味の人は要注意でしょう。
また、上記の2点以外にも、
カルシウムとのバランスという問題もあるようです。
どういう理屈かはよくわかりませんが、
カルシウムの2分の1から3分の1ぐらいの量のマグネシウムを摂取するのが理想的なのだそうです。
マグネシウムをアーモンド等の食品やサプリメントで補充しようとする場合は、
よく調べてから実行したほうが良さそうです。
ところで、マグネシウムで忘れてはならないのは男性ホルモンへの影響。
というのは、
男性ホルモンは、マグネシウムや亜鉛と密接な関係があり、
それらが不足すると男性ホルモンが体内で十分に合成されないからです。
つまり裏を返せば、マグネシウムを沢山摂取すると、
生成される男性ホルモンの量が増える方向に働くことになるからです。
で、男性ホルモン、すなわちテストステロンが増えることによって
薄毛化が進んでしまう、と。
しかし、色々と調べていくうちに自分が大きな誤解をしていたことに気付きました。
男性ホルモン(以下「テストステロン」と言い換えます。)の増加は必ずしもハゲを促進しないのです。
ハゲにするのはテストステロンではなく、
テストステロンから5αリダクターゼという物質によって転換された(代謝された)
「ジヒドロテストステロン(DHT)」なのです。
つまり悪玉はジヒドロテストステロンなのであって、テストステロンのままであれば薄毛化という悪さをしないのです。
さて、5αリダクターゼの働きが変わらないと仮定するならば、
テストステロンの量が多ければ、当然転換されて生成されるジヒドロテストステロンの量も多くなり、薄毛化は促進されることになるのでしょうか。
そう考えるのが自然かとは思いますが、
テストステロンの不足がジヒドロテストステロンの生成をかえって促進するという仮説もあるようであり、なんとも分かりません。
いずれにしても、ジヒドロテストステロンを作り出す5αリダクターゼの活動を抑えるような工夫をすれば、ハゲは止められるということです。
例えば、亜鉛は5αリダクターゼの働きを阻害する効果があると言われています(ただし、ビタミンB6と一緒に摂取する必要があるようです)。
そして、5αリダクターゼの働きを阻害した結果、ジヒドロテストステロンに転換される量が減り、テストステロンの量は増えるのです。
5αリダクターゼを抑制するものとしては、亜鉛以外にもノコギリヤシ、ミノキシジル、ソーパルメット、フィナステロイドなどがあるようですが、5αリダクターゼにも型があるので、何がベストかはその人よると思われます。
特にノコギリヤシは有名ですよね。
さて、色々書いてしまいましたが、
病気を抱えている方や血液、尿等の検査値に異常がある方は、
念のため、マグネシウムや亜鉛の摂取について医師に相談するようにしてください。
体の状態によってはマイナスに働く場合もあると思われますので。
では。
東京都医学総合研究所がショウジョウバエを使った実験で解明したとのことだ。
昔から記憶力に自信も実績もない私には、まさに朗報だ。
アルツハイマー病の治療への活用も期待されているそうだ。
色々調べてみると、
マグネシウムが糖尿病(2型)やうつ病の改善に効果があるという研究成果もあるらしい。
また、マグネシウムの不足が骨粗鬆症、神経疾患、精神疾患、不整脈、心疾患、筋肉収縮異常などを招くことから、マグネシウムにはこれらの病気を予防する効果もあるのでしょう。
近々そこそこ難しい国家試験を受けることもあり、
記憶力増強のために早速サプリメントを買ってきたところですが、
気になるのは、マグネシウム摂取の欠点や注意点。
ネットで調べてみてすぐに分かったのは次の2点。
・腎機能低下時には高マグネシウム血症を起こす。
・過剰に取ると下痢症状を起こす。
2番目の「下痢症状を起こす」についてですが、
マグネシウムには便を柔らかくする効果があり、刺激性でない下剤としてよく使われているようです。
そういう意味では、便秘気味の人には丁度いいのかもしれませんが、
普段から下痢気味の人は要注意でしょう。
また、上記の2点以外にも、
カルシウムとのバランスという問題もあるようです。
どういう理屈かはよくわかりませんが、
カルシウムの2分の1から3分の1ぐらいの量のマグネシウムを摂取するのが理想的なのだそうです。
マグネシウムをアーモンド等の食品やサプリメントで補充しようとする場合は、
よく調べてから実行したほうが良さそうです。
ところで、マグネシウムで忘れてはならないのは男性ホルモンへの影響。
というのは、
男性ホルモンは、マグネシウムや亜鉛と密接な関係があり、
それらが不足すると男性ホルモンが体内で十分に合成されないからです。
つまり裏を返せば、マグネシウムを沢山摂取すると、
生成される男性ホルモンの量が増える方向に働くことになるからです。
で、男性ホルモン、すなわちテストステロンが増えることによって
薄毛化が進んでしまう、と。
しかし、色々と調べていくうちに自分が大きな誤解をしていたことに気付きました。
男性ホルモン(以下「テストステロン」と言い換えます。)の増加は必ずしもハゲを促進しないのです。
ハゲにするのはテストステロンではなく、
テストステロンから5αリダクターゼという物質によって転換された(代謝された)
「ジヒドロテストステロン(DHT)」なのです。
つまり悪玉はジヒドロテストステロンなのであって、テストステロンのままであれば薄毛化という悪さをしないのです。
さて、5αリダクターゼの働きが変わらないと仮定するならば、
テストステロンの量が多ければ、当然転換されて生成されるジヒドロテストステロンの量も多くなり、薄毛化は促進されることになるのでしょうか。
そう考えるのが自然かとは思いますが、
テストステロンの不足がジヒドロテストステロンの生成をかえって促進するという仮説もあるようであり、なんとも分かりません。
いずれにしても、ジヒドロテストステロンを作り出す5αリダクターゼの活動を抑えるような工夫をすれば、ハゲは止められるということです。
例えば、亜鉛は5αリダクターゼの働きを阻害する効果があると言われています(ただし、ビタミンB6と一緒に摂取する必要があるようです)。
そして、5αリダクターゼの働きを阻害した結果、ジヒドロテストステロンに転換される量が減り、テストステロンの量は増えるのです。
5αリダクターゼを抑制するものとしては、亜鉛以外にもノコギリヤシ、ミノキシジル、ソーパルメット、フィナステロイドなどがあるようですが、5αリダクターゼにも型があるので、何がベストかはその人よると思われます。
特にノコギリヤシは有名ですよね。
さて、色々書いてしまいましたが、
病気を抱えている方や血液、尿等の検査値に異常がある方は、
念のため、マグネシウムや亜鉛の摂取について医師に相談するようにしてください。
体の状態によってはマイナスに働く場合もあると思われますので。
では。