脊髄小脳変性症の方に明るいニュース
今日の読売新聞の記事に明るいニュースがありました。
病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた、というニュースです。脊髄小脳変性症の治療に貢献するかもしれない、とても大きな成果だと思います。
脊髄小脳変性症はSCD(spino cerebellar degeneration)と略される場合もあります。spinoは脊髄、脊柱、cerebellarは小脳、degeneration
は変性、変質を意味します。
以前通っていたキリスト教会の牧師さんがこの病気でした。この病気にそんなに詳しいわけではありませんが、牧師さんを見ていて最も大変そうなのが、
歩行が困難になることと、文字を普通に書けなくなること、そして言葉が不明瞭になることです。
特に言葉の障害は、牧師としての働きに大きな制約を与えることになり、まさに牧師生命を奪いかねないのです。
症状の進行は比較的遅いようでしたが、よくなる気配も感じられませんでした。
その胸中は推し量るべくもありませんが、これといった治療法がない中で日々を前向きに生きていくことはさぞかし困難だろうと思います。
しかし、このニュースによれば、
この脊髄小脳変性症が治るかもしれない!
研究者の皆さん、なんとか早く治療法を見つけてください。
何年も待っていられない人がたくさんいます。
よろしくお願いしますね。
そういえば「1リットルの涙」で沢尻エリカさんの演じた亜也もこの病気だったと思います。
最初の方しか見ませんでしたが、このドラマを見て脊髄小脳変性症という病気の存在を知った人も多かったのではないでしょうか?
原因不明の難病がまだ存在すること自体に驚きを感じる人も少なくないと思いますが、この病気は今の段階では命さえも奪っていきます。
早く治療法が見つかることをとにかく期待するしかありません。
以下、読売新聞の記事を引用して掲載します。
☆☆☆
「細胞死を抑えるたんぱく質発見、神経変性疾患に効果?」
病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた。
このたんぱく質を使えば、長い年月をかけて病状が悪化していくアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の進行を遅らせる可能性があるという。専門誌「ジャーナル・オブ・セルバイオロジー」電子版に掲載された。
動物には、異常になった細胞を取り除くため、細胞が自殺する機構が備わっている。だが、アルツハイマー病など、2~20年かけて緩慢に進む神経の病気の場合、この細胞死がほとんど働かないことが知られている。
研究チームは、細胞死を抑える未知の働きがあるのではないかと推測。小脳が委縮する特殊な病気とよく似た症状にしたラットを作り、詳しく調べた。その結果、細胞中から、細胞死を遅らせていると見られるたんぱく質を見つけた。
このたんぱく質を作る遺伝子を、神経変性疾患のラットの遺伝子に組み込んだところ、細胞死が大幅に抑制されることが確認されたという。
同大の岡沢均教授(神経内科学)は「アルツハイマー病などの神経変性疾患に効果のある薬の開発につなげたい」としている。
(読売新聞)
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病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた、というニュースです。脊髄小脳変性症の治療に貢献するかもしれない、とても大きな成果だと思います。
脊髄小脳変性症はSCD(spino cerebellar degeneration)と略される場合もあります。spinoは脊髄、脊柱、cerebellarは小脳、degeneration
は変性、変質を意味します。
以前通っていたキリスト教会の牧師さんがこの病気でした。この病気にそんなに詳しいわけではありませんが、牧師さんを見ていて最も大変そうなのが、
歩行が困難になることと、文字を普通に書けなくなること、そして言葉が不明瞭になることです。
特に言葉の障害は、牧師としての働きに大きな制約を与えることになり、まさに牧師生命を奪いかねないのです。
症状の進行は比較的遅いようでしたが、よくなる気配も感じられませんでした。
その胸中は推し量るべくもありませんが、これといった治療法がない中で日々を前向きに生きていくことはさぞかし困難だろうと思います。
しかし、このニュースによれば、
この脊髄小脳変性症が治るかもしれない!
研究者の皆さん、なんとか早く治療法を見つけてください。
何年も待っていられない人がたくさんいます。
よろしくお願いしますね。
そういえば「1リットルの涙」で沢尻エリカさんの演じた亜也もこの病気だったと思います。
最初の方しか見ませんでしたが、このドラマを見て脊髄小脳変性症という病気の存在を知った人も多かったのではないでしょうか?
原因不明の難病がまだ存在すること自体に驚きを感じる人も少なくないと思いますが、この病気は今の段階では命さえも奪っていきます。
早く治療法が見つかることをとにかく期待するしかありません。
以下、読売新聞の記事を引用して掲載します。
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「細胞死を抑えるたんぱく質発見、神経変性疾患に効果?」
病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた。
このたんぱく質を使えば、長い年月をかけて病状が悪化していくアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の進行を遅らせる可能性があるという。専門誌「ジャーナル・オブ・セルバイオロジー」電子版に掲載された。
動物には、異常になった細胞を取り除くため、細胞が自殺する機構が備わっている。だが、アルツハイマー病など、2~20年かけて緩慢に進む神経の病気の場合、この細胞死がほとんど働かないことが知られている。
研究チームは、細胞死を抑える未知の働きがあるのではないかと推測。小脳が委縮する特殊な病気とよく似た症状にしたラットを作り、詳しく調べた。その結果、細胞中から、細胞死を遅らせていると見られるたんぱく質を見つけた。
このたんぱく質を作る遺伝子を、神経変性疾患のラットの遺伝子に組み込んだところ、細胞死が大幅に抑制されることが確認されたという。
同大の岡沢均教授(神経内科学)は「アルツハイマー病などの神経変性疾患に効果のある薬の開発につなげたい」としている。
(読売新聞)
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