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まことに荒行であった…。

いやマジで苦しかった。

「それでも出産の苦しみよりは楽なのかもしれない」などと念じながら乗り切ったけれど、精神・肉体ともかなりやばかった。

右ひざの関節が炎症を起していて、右ひざを曲げた状態で少しでも体重をかけると結構な痛みで顔がゆがんだ。

その状態で8時間歩きっぱなし。

途中45分の昼休憩と約10分の小休憩はあったけど、ほとんど痛みは引かない。

何でこんなことになったかというと、昨日、今日と、島忠ホームズ(新山下店)でアルバイトをしてきたからです。

売り場面積2万6000平方メートル。
こういう店を巨艦店などと言ったりするそうですが、いやほんとに広かった。バスタブやらキッチンやら、果ては玄関の扉までもがいくつも展示されていた。

駐車場もだだっ広い。
(ちなみに無料です。)

上には上があるようですが、とにかくドイトがかわいく見えるほどの広さでした。

ペットを乗せられるカートがたくさん用意してあって、犬を乗っけてる人が大勢いました。その代わり食料品は売っていません。なんでわざわざ犬を連れてくるのか多少理解に苦しみますが、まあ「犬と一緒にショッピング」っていうのが新鮮なのでしょうね。


どんなアルバイトかというと、

カート類を回収する作業で3、4、5階の駐車場をとにかく歩き続けるアルバイト。

運動不足気味だった私が、固い床の上をいきなり8時間も歩いたのだ。ひざがおかしくなるのも無理はなかった。

でも特に初日の昨日はほんとに止まることがなかった。休憩以外は常に歩いている状態。

数回来てるアルバイトの人であれば、カートを10~15個ぐらい重ねて、いわゆる「トラベーター」という緩やかで幅の広い特殊なエスカレーターで下の階に下ろすという作業をやらせてもらえて、そのトラベーターに乗っている間は足を休めることができるんですが、それがないために冗談じゃなくほんとに休みなく歩き続けた。


昨日のバイトの後半から右ひざが悲鳴を上げ始め、最後の方はもうまともには歩けなかった。

それでも階段を手すりを使わずに昇り降りすることはできていたのだけれど、一晩たっても痛みはあまり変わらず、今日はほぼ最初から右ひざをかばう変な歩き方しかできなかった。

階段の昇り降りは手すりなしでは無理な状態。

気力で持たせる自信は一応あったけれど、最初の30分で「本気でやばいな」と思い始めた。

お客さんの手前あんまりひどい歩き方もできず、痛みををこらえながらも右ひざをやや曲げながら歩き続けた…。


長かったです…。

でも精神修行にはなりました。



出産を経験すると怖いものがなくなるなんて言い方を聞いたりしますが、

確かにそれはそうなのかもしれません。

ほんとのところは男なので分かりようもありませんが、今回のことで少しだけ分かったような気がします。


きっと滝に打たれる修行なんて、出産を経験した女性からすれば生っちょろく思えるんではないでしょうか?

超安産の人は別ですが。



あと思ったのは、石川町というJR根岸線の駅から二俣川という相鉄線の駅まで、ほんとに階段ばっかり。

足の不自由な人は駅に来るなと言わんばかり。


石川町駅はともかく、横浜駅はもうちょっと何とかしてほしい。

駅構内の工事ばっかりやっていて(もう20年ぐらい?)、今も工事をやっている。

一体いつになったら横浜駅の工事は終るんだろうか?


それにしては、エスカレーターやエレベーターの整備はお粗末この上ない。

そもそも横浜市の行政は、全般にわたってこんな感じ。


平成22年度における全市のごみ排出量を13年度に対し30%削減する「横浜G30プラン」、というものがあるのだけれど、これはこれで結構なこと。

去年だったか、ゴミの細かい分別も始まりました。


でも他の行政分野、特に福祉行政なんかは遅れ気味という批判が昔からある。

中田市長様。

最近、再選なさいましたね。

いろいろ大変だと思いますが、もう少し優先順位を考えていただきたい。


横浜に普通に住んでて、中田市長になったことのメリットを感じている市民がどのくらいいるだろう?

ちなみに中田市長以前の横浜市長は話になりません。

おそらく市民のほとんどは、その実績について聞かれても何も答えられまい。

中田市長。 もう少しあなたを信じていたい。

よろしくお願いしますね。



話は逸れましたが、

やはり苦労した人は、その分だけ「強い」ということが言えると思います。

今日のアルバイトの苦労なんて、本当の血のにじむような苦労に比べたら取るに足りないものですが、ほんの少しだけ「強くなる秘訣」を垣間見ることができたような気がします。


「苦労は買ってでもせよ」ということわざがありますが、長い目で見たら、本当にそうなんだろうと思います。


「苦労」。


できれば避けたいものですが、乗り越えた時に得られるものは結構大きいのかもしれません。


苦労万歳! とまでは思いませんが、忌み嫌うほどのものでもないと、そう思えた1日でした。



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