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次長課長の言う「夢と保険」

夜中のテレビ番組で次長課長とウェンツと小池徹平が人生相談をやっていた。

見た人いるかな…?

出来ちゃった婚で奥さんも子供もいる27歳の大学4年生が、お笑い芸人への道をなお追求すべきかどうかを相談していた。

覚悟が足りないだの、強い意思が伝わってこないだの、父親としての責任をまず果たすべきだのと、いろいろ言われていた。

芸人がいかに食えなくて、いかに努力が必要かという河本準一氏の話はなかなか鬼気迫るものがあった。

27歳から始めた場合、稼げるようになったとしても40代半ばぐらいになってしまうとのこと。


自分自身も相方の井上聡氏も貧乏に耐えながら死ぬ気で努力してきたという、自負が伝わってくる。

その4人はいずれも、夢を諦めろと言っていたわけではなかった。ただ、中途半端な覚悟で成功できるほど芸能界(特にお笑いの世界)は甘くないということであった。


すでにパパになったその27歳の人にしてみれば、諦めざるを得ない所である。

働きながらお笑い芸人を目指すというのは、かなり無理があるようである。


しかし、人生は一度きり。

これも厳然たる事実である。


その夢がほんとに自分の生きがいそのものと言えるほどに大きなものであるならば、安易に諦めるべきではないようにも思う。

私が思うに、2つの選択肢があって、それはどちらが良いとも悪いとも言えない。

周囲のあらゆる非難を甘んじて受けとめ、妻子を苦しめてもなおその目指す道を突き進むか、つまり、夢のためにまっとうな人間であることを捨てるか、

あるいは、夢を諦めて、人としての責任を果たしていくか。


この相談者の場合は、まず、この選択にまで行き着いてこそ、妥当な判断が下せるのではないだろうか。

後者の選択がいつも正しいとは言えないと思います。



さて名言を紹介しましょう。

志(こころざし)に関するものです。


☆☆☆

志の固き人は幸いなるかな。汝は苦しむ。しかれども長くは苦します、又誤って苦しまず。

                テニスン


志ある者は事 竟(つい)に成る。

                後漢書


少年よ大志を抱け

                クラーク


大胆に事を試みるのは、半ば成功したものである。

                西洋のことわざ


☆☆☆




最後に、あまりにも有名な、月性という名前の僧の言葉を紹介します。


☆☆☆

男子志を立てて
郷関(故郷のことです。)を出づ、

学若し成らずんば
死すとも帰らず、

骨を埋むるあに墳墓の地を期せん、
人間いたる所青山あり。

☆☆☆



「青山」は墳墓、つまりお墓のことです。

退路を断ち、余計なことは考えずに、背水の陣で行け、というような言葉だと思います。


しかし、ここまで書いてなんですが、「夢に保険」は「あり」ではないでしょうか?

夢を追いかけながらも、いざという時に備えて、例えば大学だけは出ておくというような発想も「あり」ではないでしょうか。

退路を断つことにはならないでしょうが…。



子供が出来たりしたら、やはり子供を養っていかなくてはならない。

やはりこれは人として当然の責任です。


でもだからといって夢を諦める必要はない。

中途半端なやり方だから成功しないかもしれないけれど、

夢を簡単に捨てないで欲しい。


義務や責任だけで生きていく人生ってどうですか?


仕事しながらでも、

年をとってからでも、


やはり夢や志は大事にすべきである。


ただ、自分の夢に対する思いがどれほどのものなのかを、自分自身で厳しく検証する必要はある。

これは外せない。


その上で決断すべきなのは言うまでもないことである。


ただ、50歳を超えてから「プロ野球選手になりたい」とかいうのは少し無理がありますが。


小池徹平とウェンツ。

WaTっていうんですか?


なかなかのナイスガイかもしれません。

ご活躍を祈念いたします。



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