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秋田小1男児殺害事件 その2

この事件を見ていて感じるのは、彩香ちゃんの母親である鈴香さんの人物像がはっきりしないということです。

カップラーメンばかり娘に与えていたとか、DQNだとか、自宅売春だとか、そんなことは周辺的な材料でしかない。

近隣住民は悪口みたいなことばかり言っていますが、2、3歩離れたところから見た鈴香さんの人物像が大半で、

じっくり付き合ってみた上での、例えば「短気」だとか「子ども思い」だとかいうコメントがどうも少なすぎるように思う。

あいさつ程度の交流はあったとは思うけれど、それ以上の付き合いはほとんどなかったのではなかろうか?

地元の人の証言はどうも当てにならない気がする。だいたい人の記憶なんていい加減なものである。不安や恐怖にかられて間違ってINPUTやOUTPUTをしてしまうというのは、よくある事である。

とにかく、地元の人の悪評やら彼女の言動やらと事件の特異性と警察のヘボといびつなマスコミ報道がすべてがあいまって、実にいろいろな推測がなされている。

シャーロックホームズ気取りの人もいたりする。



しかし、

彼女は本当にネグレクトをしていたと言えるのか?

そう見えただけではないのか?

自宅売春とかデリヘルとかいうのも、孤独に苦しんだ故のこととは考えられないか?

マスコミへのやや多すぎる露出も、疑われたまま田舎で生きていくことの苦しさを考えれば、理解できなくもないのでは?


前の記事では、彼女が犯人かも、なんて書いてしまったけれど、今は白紙の状態です。

人柄も家庭内の状況も何にも知らないくせに、決め付けるような書き方をしたことを今は反省している。


犯人の検挙は警察に任せるとして、一般市民が考えるべきことを考えようと思う。

それは、どうしたら子どもにとっての安心・安全を確保できるかということ。

私は、核家族化や住民の年代層の偏りが事件の遠因になってるように感じる。若い夫婦ばかりの地域なんかだと昼間の目がどうしても少なくなってしまう。

姥捨て山じゃないけども、お年寄りの存在価値をあらためて見直すべきではないだろうか?

そういう試みもあるにはあるけれども、政策として、例えば高齢の両親と同居する家庭に対して一律に扶養手当みたいなものをを出すとか。

とにかく思い切ったことを何かしないとこの社会はどんどん悪くなっていくような気がする…。



私にできることはなんだろう?

時間に余裕できたら防犯パトロールでもしようかな。


地域の住民同士の交流を増やすような運動が何かできればいいとも思います。



ちなみに、今日の午前中に出回っていたニュースはこんな感じです。


☆☆☆

秋田県藤里町の藤里小1年米山豪憲君(7つ)が殺害された事件で、能代署捜査本部は4日、豪憲君宅の近くの無職女性に任意で能代署に出頭を求め、事情聴取を始めた。また殺人、死体遺棄容疑で女性の自宅や秋田県能代市の実家、車数台を捜索した。(共同通信)

☆☆☆

この無職女性を彩香ちゃんの母親とは別人と思い込む人が結構いるようですが、おそらくは同一人物のことを指しています。

新聞雑誌でデリヘル嬢とか風俗関係とかホステスとか言ってるのも、多分、彩香ちゃんの母親のことです。

あたかも他人と思わせるように伝えざるを得ないマスコミの苦しまぎれのやり方です。

こんな報道の仕方をしたらかえって情報が混乱してありもしない事実が伝わっていくことにもなる。

きれいごとかもしれないけれど、マスコミはもう少し素直に報道するべきだと思います。

例えて言えば、猫のことを「犬と並んでペットとして広く愛されているネコ科の動物」といっているようなものです。

なんともいびつに感じます。



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