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CT検査による被爆

今日は脳外科に行ってCT検査を受けてきた。6,000円ほど取られた。

何でこんなに高いんだと思ってちょっと機械の値段を調べてみたら、これがバカ高い。

大まかに言って、数千万円から数億円といったところだ。これなら6,000円ぐらい取られても仕方ない。


さて、CT(コンピュータ断層撮影)による検査を受けた理由は肺ガンのチェックである。

今年の4月にもせきの治療で近くの呼吸器科に行ったわけですが、レントゲンの結果は特に問題なし。禁煙を強く勧められはしたものの、診察が終ってとりあえず一服したりしてた。

ところがここ数ヶ月左の腕がやけにしびれるようになり、デスクワークの際に左肘をつくのが悪いんだと軽く思っていたところ、なんかの記事で肺の腫瘍が神経を圧迫して二の腕が痺れることがあると書かれており、急遽診察を受けに行った次第である。

紹介状を書いてもらってCTのある病院で検査を受け、そのCTの撮影フィルムを当初の病院にとりあえず渡してきただけなので検査の結果はまだ分からない。


まあ、大丈夫だとは思うんだけど、むしろ気になったのがCT検査による被爆量。

CT検査の際に技師の方に聞くと飛行機一回分ぐらいなので気にする必要はないとのこと。(成田~ニューヨーク間の往復で胸部レントゲン1枚分より多く被爆するそうです。)


それでもしつこく「仮に毎日CTスキャンを受けても大丈夫なぐらいのレベルでしょうか?」と食い下がると、「極端な話、それでも大丈夫ですよ。」とのお答え。

しかし帰ってからあらためて調べてみると、普通のX線撮影が自然被爆2日分程度なのに対し、CT1回で自然被爆数年分だとか。本当に平気なのか…?

で、もう少しよく調べてみると、年間の自然放射線被爆量が1.5mSvぐらい(医療による被爆量は含まない)で、胸部のX線撮影1回が0.05~0.07mSv、胃のバリウム透視が約4mSv、そしてCT検査(胸部)1回につき約0.5mSvだとか。「mSv」というのは被爆量の単位で「ミリシーベルト」のことです。


バリウムはかなり多いですね。これは意外だった。

どうやらレントゲン検査よりCTスキャンの方が被爆量がはるかに多いことは確かなようですが、どちらにしても十分に安全な範囲内とのことです。

日本人が医療で受ける被爆量の平均値は、一人当たり年間で約2.4mSvだそうですから、CTの0.5mSvってのは心配するに及びませんね。

ちなみに、胎児が100mSV以上の放射線を一度に浴びると、奇形や知能低下の危険があるとされています。

まあ、なるべく被爆しない方がいいんでしょうけど、CTスキャン程度なら寿命にして数時間分ぐらいのロスになるのかな?


それにしても、パイロットや客室乗務員が被爆のリスクを伴っていたとは知らなかった。そこらへんの管理は十分にされてるんだろうけど、雁とかの発生率はやっぱり高いんだろうか?

大変なお仕事ですね…。

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