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魂を揺らす言葉  二宮尊徳

≪二宮尊徳の言葉≫ 

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天理に叶う時、富貴来る
                二宮尊徳  

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二宮尊徳とは、農政家でもありまた思想家でもあった人です。神奈川県の小田原が出身で、小田原駅には二宮尊徳の像が建っていたりします。
教科書にも出てくるぐらいの人なので知らない人はあまりいないでしょう。

さて、
てんり「天理に叶う時」の「天理」ですが、これは一般的には「天の理(ことわり)」、すなわち、天地万物を統べる根本的なルールのことでありますが、人によっては「神のご意思」「人の道」などと言った方が分かりやすいかもしれません。ちなみに天理高校の「天理」は、「神の御働きの筋道であり、秩序である。」などと説明されているようです。

その「天理」に叶う時に、富貴来るというわけです。

ちょうど似たような意味合いの二宮尊徳の別の言葉を紹介しましょう。

「すべて商売は売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし。売りて喜び、買いて喜ばざるは道にあらず。貸借の道もまた貸して喜び、借りて喜ばざるは道にあらず。」

つまり簡単に言えば、どのような道であっても自分も相手も喜ぶように事を行いなさい、ということです。そして、そのように行うならばそれは「天理」に叶うことであるのだから、「いかにしたら儲かるか、成功するか」などとばかり考えていなくても、商売にしろ何にしろ自然と必要なもの(特にお金ですね。)は貯まっていく、ということです。

逆に言えば、人の道に反するようなやり方で商売等を続けてもそれは長続きしない、ということにもなるでしょう。

お客様の満足を何よりも第一に考えることは、場合によっては少なからぬ出費を伴いますよね。
しかし、二宮尊徳を代弁して言えば、
長い目で見ればそれは必ず良い結果につながり、商売はますます繁盛
する、そういうことになると思います。

私もどこかそんな風に信じています。


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